「手に職オンナ」対談!

   

「手に職オンナ」が本音を語る!

大橋千鶴子(ビューティーナビゲーター/ Grounding eau代表) ×西谷裕子(ペディリスト/ 株式会社ペディキュール代表)

第3回「ひとに伝える。自分が教わる。」

2019年3月18日

ビューティーナビゲーター大橋千鶴子とペディキュール代表西谷裕子

ドイツ式フットケアの第一人者として20年走ってきた西谷裕子が「ぜひこの人に話を聞きたい!」という相手と語るスペシャル対談。今回のゲストは、西谷が「先生」と呼ぶ大橋千鶴子さんです。エステティック黎明期からエステティシャンとして活躍し、その後は講師、監修、顧問など、教育の場で後進を指導しつつご自身の隠れ家サロンも運営する美容業界のスペシャリスト。さて、どんなお話になるのでしょう。

写真左:西谷裕子(ペディキュール代表) 写真右:大橋千鶴子(ビューティーナビゲーター)

何も知らずに飛び込んだ業界で「天職」を見つける。

―――このお仕事についた経緯を教えて下さい。
大橋
セミナーなどで「この仕事に情熱をもって入った」という話をして下さいと言われるんだけど何もなくて…(笑)私、この業界を全く知らないで入ったんですよ。
西谷
えっ!?
大橋
その前は病院で看護助手みたいな仕事をしていて。もう少し違う道がないかと思った時にエステティシャンの募集を見つけて。ウン十年前だからエステティックがあまり広まってない時期なんです。読んでもどういう仕事かよくわからない。でも女性が大半だと書いてあったのでいいかなと。募集してないのに勝手に「事務希望」と書いて履歴書送ったんです(笑)
当時は転職というのが分からなくて、面接日の連絡が来ないからこちらから「何の連絡も来ないんですけど」って電話しちゃった…落ちてるかもしれないのに(笑)それで面接してもらって、入ったんです。

入ったらまず脱毛の担当になって「毛を抜く仕事なんだ!」と思いながらやって。そこからフェイシャルやってボディやって…技術だけじゃなく接客やカウンセリング、営業…新人が来たら技術指導もやらせてもらえて。ひとつの職業の中で色んな仕事ができて、飽き性の私が飽きなかったんですね。
店長の時は確定申告や給与計算も…本当に色んなことをやらせてもらって。その後、技術教育科というところに入って指導や教育が大半になりました。その後は人事採用科で採用の仕事をバーッと覚えました。ほんと飽きなかったです。
―――これはイヤだなとか、これだけやりたいとか、そういうのはなかったですか。
大橋
新鮮だったから、あまりなかったです。脱毛も楽しくて、フェイシャルもボディも大好きでした。
ただ過渡期でしたね。トップの人が1人用のロッカーで私たち新人は3人用ロッカーなんですよ。でもどんどん辞めていくから自分の場所がどんどん上がっていって「出世はやーっ」と(笑)私がすごくうれしそうにやるので、上の人に好かれたっていうのはあります。
西谷
楽しそうに仕事してると、教えたくなりますよね。
大橋
「うれしそうねー」と言われて。「じゃあ今日からチーフね」(笑)
西谷
自分の適職って、チャレンジしてみないとわかんないですよね。
大橋
何の仕事かわからなくて入ったのに、たまたま自分にとても合っていた。「適職と天職ってあるけど、あなたの天職は施術。適職は教えることだね」と言われたことがあります。
―――適職と天職って別なんですね。
大橋
そうなんですよ。技術も好きだけど「伝える」っていう仕事が異様に好きだったから。いま学校で教えてるけど、自分自身は独学なんです。
西谷
大橋先生のサロンにいくと、壁いっぱいにワアーーって賞状が飾ってるあるんですよ。でも先生のすごいところは技術のコレクターになってないところ。
例えばマッサージ効果高めるためにアロマ勉強したいとなった時。お客様に喜んでもらいたいなら、練習の数を単純に増やせばいいと思うんです。それが「学校に行って資格を取る」で満足しちゃう子が多い気がする。それなら1日1回でも1時間でもいいから「この筋肉にどの角度でどう触れたらどう変わるか」みたいなことを探求すべきだと思うんですが、その興味がズレて「資格を取りに行く!」になっちゃう。
大橋
「取ったらそれで終わり」っていうのが多いですよね。
今の子って、手を広げて待ってるんですよ。教育制度が確立して学校があったり、色んな団体が資格制度を発行したりしているので、自分で努力しない。私が添え書きを書いておいたテキストを見て「それを欲しい」って言うんですよ。
西谷
分かります!セラピストでも「お客様が納得するまでを全部教えて欲しい」ということがあって。でもそれは各々がお客様に合わせていくところだから。
大橋
一概には教えられないですよね。
試験もあくまでも試験で、サロンワークとは違う。受け終わって満足してしまってはだめなんです。自分でできることは本当はいっぱいある。自分で調べて自分の目で見て、わからなくなったらまた調べて…それが自分の力になるのに。
西谷
そこを全部はしょって答えだけを下さいって子も多いですね。
―――最初に入った組織で人事まで一通り全部やった後は…。
大橋
その後、30代前半でフリーになりました。知り合いのイベントでデモをやったりセミナーをやったり。そこでまた違う人と会って…。
西谷
人脈を広げる時に大切にしてることってありますか。
大橋
時間を惜しまない。忙しくても断ったりしない。催し物があったらできるだけ参加する。
西谷
人と繋がると、お金にならない仕事って実際多いじゃないですか。忙しいとどうしても天秤にかけてしまう。特に私たち技術者だと「技術やってるほうがいい」って思う時もありますよね。そこから派生する体験は確かに得がたいものもあるけど。
大橋
私の場合、1人なのもよかったんでしょうね。組織に属さずしがらみもないから、まずは参加するという感じで。
知人を誘った時「今あそこに行っても別にプラスにならないから」と言われたことがあるんですが、ご縁っていまプラスになるというより、10年後20年後に活きる場合があるんですよ。だから人の縁だけは大事にしてました。
―――「よし人脈を広げるぞ」と思ったわけでは…。
大橋
ないですね。気がついたら「顔が広いね」と言われるようになったんだけど、私にしてみたら広げようと思っていたわけではないんです。「この人いつもどこかで会うんだけど」っていう印象なんですよ私って(笑)
ビューティーナビゲーター大橋千鶴子とペディキュール代表西谷裕子

「そのまま」はだめ…個性に合った教え方。

大橋
教育でいちばん大事なのはその人のモチベーションを絶えず高めさせることなんです。それを上げ続ける楽しさはありますね。講義の合間に全然違う話をしたりして「でもこの子がサロンに行った時にきっと思い出してくれるだろうな」という狙いで。
西谷
私は自分の知識をスタッフにコピペするイメージから始まりました。でもそれは生まれたての子供にジグゾーパズルの1000ピース渡して「楽しいからやってみっ!」みたいな教育だったということに(社会人)大学に入ってから気づいて、カリキュラムを全部作り直しましたね。いま考えると恐ろしいです。
大橋
私は最初の組織で教育の場に上がった時から、新人研修やったり中途研修やったりと、毎日がその場だったんですよね。
西谷
失敗してもすぐにやり直しができたという感じ?
大橋
やり直しができたし、引きずっていられないんですよね。毎日の仕事だから。毎日やると相手が変わるし、1人で成功したからって次の子も成功するとは限らないじゃないですか。
西谷
そうなんですよ…(しみじみ)
―――今はみなさん教え方に悩んでいらっしゃいますよね。
大橋
ある程度まで来たら次に何を教えていいかわからないという先生もいて。そこからが勝負なんですけどね。自分の手の型をそのまま教えたりする人もいます。でもリーチも身長も指の太さも長さも違うのに、同じことをやらせても無理な場合があるんですよ。
西谷
届かないとかありますよね。
大橋
その子の個性にあった教え方ができない。「私は背が低いから高い子向けの技術は教えられない」って率直に言う先生も中にはいる。言う人はまだいいんです。怖いのは、背の低い先生のやり方を背の高い子にそのままやらせること。それでつぶれちゃったりするので。
西谷
カリキュラムがあって体系があって教科書があっても、その細部のところがね。
例えばベットの高さや腰の位置、足の基本的なポジション。身体使う職業は身体が資本だから、基本は基本として教える。でも背の高さや指の太さによって、どっち側に手首を返していったらやりやすいのかとか。回数重ねれば質に転化するんだけど、そこに至るまでどう背中を押したらいいのかなと。
うちも教科書もプログラムもあるけど、結局はその教育担当にかけられた言葉で奮起もするし、落ち込んだりもするから。
大橋
だから教育者はとても大事で、最初に「この人みたいになりたい」「この先生面白い」と思ってもらわないと。そのへんの講師力はとても大事です。教える立場になった時って「先生になる」んじゃなくて実は「先生になる勉強が始まる」だけなんですけどね。
「足の角度を変えさせてあげればあの子の問題は解決するよね?」みたいなパターン、よくありますよ。なぜそれを言ってあげないんだと。そうしないと、教え子は体に無理してやることになっちゃう。
西谷
で、何年後かにその子は腰を痛めたりする。
大橋
かわいそうです。本当の楽しさを知らないで辞めてしまうのがほとんどだから。
西谷
それはすごく共感します。
ある程度まで行ったら自分で走り出してくれるポイントっていうのが人それぞれ違うんです。講師力が高ければ「この子はここまでいったら勝手に走り出すな」とか「この子はここまで引っ張ってあげないと」とか個別に対応してあげられるんですけどね。
「肩幅に足開きます」「腕の力のせるときは肘は曲がらない」とか、そういう基本はたくさんあるんだけど、その子の身長が140cmなのか170cmなのかによって位置は変わってくる。でも教科書に書いてないと「分からない」ってなるんですよ。だからつい「座った時に角度が90度で、手のひらが一枚入るくらい」と教えちゃう。でもそれが今度はスタンダードになっちゃうんです。実際には脚の長さによっても変わるのに。
大橋
ある程度のレベルになったら、パーでやってるところをグーにしたっていいですしね。
教科書はあくまでも基本しか書かないものだから、それを本当の教本にするのは自分。あくまでも教育するためのひとつのツール。そして基本がある程度できたら次は「楽しさ」を教えなきゃいけないんです。言われたことを毎日続けるだけになったら、人間飽きますよ…。
西谷
そうなんですよ。
マニュアルがあるから管理はできる。全部数値化したり文章で明文化して、できてるかできてないかという表をいっぱいつくるわけですよ。でも私、だんだん疲れてきちゃって。「空気感がいいか悪いかは、マニュアルじゃなくて自分で感じてよ」と。「そこにゴミが落ちてることに気づかなかったら、足に角質がついてるのだってわかんないでしょ!」と。
大橋
教育って根気がいりますよね。いちいち怒ってられない。ゴミがあったら「あーゴミー、拾って♪」と。講義中に生徒が寝てたら行って「ホワイトボード、消して♪」そうすると「寝ると黒板を消さないといけない」っていうのが広まる。ありとあらゆる手を使いますよ(笑)
西谷
中小企業だと「いちばんお金を出せないのが教育」という会社が多いですね。教育って1年2年ではお金にならないから、売るコツばかり教えるんですよね。
私は業績が悪化したとき、悩みに悩んだ挙句、社会人大学に行き、経営学を学んだんです。教育によって私自身が救われたから、サロン教育なくしてサロンの存続はないと思ってます。
新卒1〜2年くらいで我が社に営業にくる人なんかも、パワポで一生懸命説明してくれるんですよ。でも「どう考えてもそれ、台本読んでるよね」っていう(笑)「じゃあこういうのはどうなの?」って質問しても「あ…上司に確認します」ってなる。うちの子たちはそういう人間になってもらいたくないけど…教育コストとのせめぎあいですよね。

断片的な応用編、ノウハウみたいなものばかり教えても、その子たちが5年10年経った時も全くもって戦えないんですよね。生き延びられない。
でも小学校から大学まで、降ってくる教育ばかりされてるから、自分から能動的にいった経験がない。社会人になって急に受動的から能動的になってくださいと言ったって無理です。そのギャップで折れちゃう子も多い。
大橋
セミナーや講習会でいちばん集客がいいのって「お客さんを絶対逃さないカウンセリング」とか「営業を上げる」とか、数字方面のやつなんですよね。その気持ちもわかるんですけど…。
西谷
そういうのは時代が変わると手法が使えなくなっちゃったりしますよね。でも「技術が面白い・お客様の変化が楽しい」が根底にある子はずっとそれを追求するから、どんなに時代が変わってもブレない。
うちの会社も、前はマニュアルも何もなかったんですよ。でも、カウンセリングは時間内に段取りよくする必要があるから、文章ができて、先輩のデモができて。
最初は真似るだけだからよかったけど、クオリティが高くなってくると「この人にはハマるけどこの人にはハマらない」が出てくる。そうすると「やってみたけどできませんでした」になっちゃう。そこで例えば強弱、話す視線、息の間隔とか色々変えてみればいいのに、そこまでは探求しないから「やってもだめだった」でモチベーション下がっちゃう。
大橋
絶えず引き出しは持っておかないと。色んな場合に対応しなきゃいけないし、色んなレベルの人に対してやらなきゃいけないから。
―――だから「この先も施術はし続けたい」とおっしゃっていたんですね。
大橋
それはありますね。お客さんに施術していればこそ、「ここはこうした方がいいな」が出てくる。会話でも接客でも必ずあります。時代に合わせて新しいものを入れる必要性も体感できますしね。
一番怖いのが自己満足になってしまうこと。自己満足の教育、自己満足の技術。自分の技術って自分で受けられないから、私は偉い先生に「私の施術を受けて感想を下さい」って言うんですよ。「もう私は完璧よ」みたいになったらお客さんは来なくなる。
西谷
神技がいちばん売れるわけでもないし、どの人にフィットするかもわからない。自分の技術を磨く、引き出しを持っておくってすごい大変ですよね。
ビューティーナビゲーター大橋千鶴子

「ムダ」はムダじゃない…モチベーションを上げる法。

大橋
私は事務処理が苦手なんです。会社だと企画や広報の人が作ってくれて、私は技術のことだけ考えていたらよかったけど、今はひとりでサロンをやっているので全部自分でしないといけない。それが一番の悩みです。
西谷
人を雇うか雇わないかのフェーズは必ずありますね。人がいるといろんな得意分野を発揮してくれるので、自分のやりたいことをやるなら基本、人は採用したほうが私はいいと思います。例えば今ならアウトソーシングできるから、外部の人と組んだ方がいい。「パートナー」という言葉が一番いいなと。雇用の上下関係よりも、その道のプロとプロで掛け算するのがいい。
この先会社を左右するのは、教育とモチベーションだと思うんです。教育は自社でどれだけやっていくかになるし、モチベーションはどれだけコストが使えるかだなと。

男性の社長さんだと「社員を飲みに連れて行くぞ」となったら、例えば3000円で安い居酒屋に行っても任務完了なんですよ。でも女性だと、同じ3000円でも例えば小洒落たカフェでイケメン店員がいる、そういう方が話が広がって「よかったな」と感じる。そこが男性と女性のお金の使いどころの違いだと思ってます。一見ムダなんだけど、このムダに価値を見出すことが、女性を活躍させたい企業には必要不可欠だと思う。わかってる社長さんはモチベーションのコストにお金をかけられるんだけど、わからない男性社長さんと話してると「なぜそこにお金を使わない…?」と思う。
大橋
モチベーション上げる施策大事です。パーティーを開いて日頃着られないドレスを着てメイクの先生を呼んで。それを年に一度のモチベーションにしてる会社もあれば、頑張ったら賞金や賞品をもらえる表彰式をモチベーションにするとか、頑張ってる会社は何だかんだやってますもんね。
西谷
そうなんです。先日うちの20周年パーティーがあって、大変だったけどみんな楽しそうだったし、やってよかったなと。あれで病みつきになって「年に一度、絶対企画しよう!」と思いました。
20代の頃、海外にいた時、会社のXmasパーティーで上司がダンスに誘ってくれるんですよ。オランダ人で2mある男性と150cmの私が組むと丸太につかまってるみたいで(笑)踊ったことなんてないけど、手を持ってくるくるって回る。それだけで面白い。そういう非日常の晴れの場を経験をするってすごくいいなと。
大橋
そこで「次はああいうドレスが着たい」「グランプリで賞金もらってお給料上げたい」でもいいしね。
西谷
サービス業でモチベーションコストをどれだけかけられるかが今後の成長の鍵になると思うんです。
大橋
単に自分の技術のレベルアップだけをモチベーションにしろと言ってもね。
西谷
難しいんですよそれだけじゃ。今って向くところがいっぱいあるから、自分にもお客様にも向かなきゃいけない。評価軸がいっぱいあるんですよね。
ペディキュール代表西谷裕子

覚悟と探究心が必要。でも年齢は関係ない!

―――最後に、個人サロンオーナーと、これから個人サロンをやりたい人にメッセージを。
大橋
まずこの仕事が好きであることが絶対。
簡単に集客はできないから覚悟も必要。サロンやり始めて最初の何年間って本当に練習みたいなものだから、長い目で見てやれると思えるかどうか。あと「満足しない」ということ。お客さんは離れていくものだから。長く通ってもらえるために努力しないと。
勉強は永遠に生きると思ってやる。そのかわり今日明日死ぬと思って一生懸命生きる。流行りすたりもあるし、アレルギーの人が増えるなどお客様の肌質も変わってくる。今のままでずっとやり続けられるってことは絶対ないから。
―――「これでいい」ということはない。
大橋
そうですね。運転資金や事業計画も大切だし、何でも自分でやっていかないといけないから、最初に思うよりは大変です。
ただ、得るものも大きい。自分のお城ですしね。自分の使いたい化粧品、自分の習いたい技術、つくりたいメニュー、それを全部できるわけだから。変えようと思ったら色んなサロンに変えられる。方向転換もできる。
西谷
本当に自己実現だし、探求し続ける気持ちが大事ですよね。
大橋
ダメだったら「あーダメだ」じゃなくて「じゃあ次はこうしよう」という行動力も必要。
西谷
今を行かないで、逆をいくのもいいですよね。
大橋
そのほうが目立つかもしれないですね。
教育でも自分自身でもそうだけど、人はなかなか変わらないけど、成長はするんですよ。
―――すぐすぐではなくても、いくつになっても。
大橋
細胞何年使ったかだけだから!人間、還暦だ何だって節目つけるから「もう○歳」とか言いたくなるんですよ。百合とかバラとかにすればいいんです。
西谷
年齢を?(笑)
大橋
10代がタンポポとかね。
―――年齢が上になればなるほど華麗な花になっていく(笑)
西谷
それいいですね。
大橋
赤いちゃんちゃんこじゃなくて赤いパンプスにすればいい(笑)
西谷
最高!70歳だとエレガンスヒールくらいになりますね。
大橋
そうそう!年齢なんて関係ないんです。
ビューティーナビゲーター大橋千鶴子とペディキュール代表西谷裕子

最高に頼もしく楽しい言葉で締めくくられた対談ですが、「教え育てる」ことへの熱い言葉がたくさん交わされたなあと思います。「相手はすべて『人』だから、お客様に伝えるのも、肌や筋肉をとらえて施術するのも、教え子の個性をつかむのも、同じこと。軸は変わらない」(大橋)「自分の体現や表現は変わらないですね。使うチャンネルが変わるくらい」(西谷)というお二人の言葉も印象的でした。

(ライター・近藤あゆみ)

<プロフィール>

大橋千鶴子

Beauty Navigator
大手企業が経営するエステティックサロンで経験を積み技術教育に携わる。
その後フランス、イギリス、オーストラリアなどで著名な指導者から直接指導を受けて多数の国際ライセンスを取得、美容を追求して35年。
現在は、Beauty Navigatorとしてエステティックサロンやスパなどのサロンプロデュース、メニュー開発、セミナー、講演などの講師活動や国内外の検定試験の試験官、エステティックグランプリ審査員、また美容家として美容全般に関する記事の監修、毛穴専門店「ポアレスラボ」の美容顧問として技術開発やテレビなど幅広く活動する傍ら、美容のプロが通う隠れ家オートクチュールサロン「Grounding eau(オー) 」で多くの女性に美を提供している。

・一般社団法人日本全身美容協会 認定講師
・一般財団法人日本エステティック試験センター試験制度 運営委員
・日本エステティック業協会(AEA)認定講師
・日本エステティック業協会(AEA)脱毛講師
・一般社団法人シニア検定 認定講師

[HP] http://www.grounding-eau.com/


<プロフィール>

西谷裕子

大学時代のオランダ留学をきっかけにドイツ式フットケア「フスフレーゲ」や英国式リフレクソロジーなどの資格を取得。帰国後26歳で自身のフットケアサロンをオープンし株式会社ペディキュール代表取締役となる。独自の高い技術とこだわりは他のフットケアとは一線を画す。現在はドイツ式フットケアサロン「フットブルー」3店舗を経営、2018年で創業20周年を迎えた。その他にも「足から健康を考える」「女性の自立」をテーマに精力的に活動。二児の母。

[HP] https://www.footblue.co.jp/
[Instagram] https://www.instagram.com/footblue.official/
[Facebook] https://www.facebook.com/Footblue.footcare.salon/

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